2020年2月15日土曜日

Gimicを使った写真の部分的な明るさの調整( Adjust the partial brightness of a photo using Gmic.)

 GIMPプラグインGimicのフイルターの本来とは違う変な使い方ばかりしてきたので、少しフイルターらしい使い方を説明します。とは言ってもGimicのマニュアルがあるわけでもないので適当にパラメータをいじってみた感じの話です。もちろん、GIMPが前提です。
 写真などで部分的に暗いところを明るくしたい時があります。下は友人からもらったモナリザの写真です。


 モナリザの絵がちょっと暗くなっています。このようなとき、絵のあたりを明るくしたいわけです。

 全体的に明るくするときは、  GIMPによるレベル調整(Level control using GIMP)で説明したようなレベル補正で可能です。実際、レベルを調整した結果が下です。


 全体的に明るくなっています。普通はこれでいいのですが、全体的に明るくするとそれ以外のところが明るくなりすぎて目障りになることがあります。

 暗い部分を主に明るくしたい場合は GimicのLocal Processing というフイルターが使えます。このフイルターの調整画面は以下の画像です。

右の調整項目の上から2番目のStrngth(%)は右にスライドすると明るくなります。ただし、あまり明るくするとまだらに黒い部分が出ますので注意が必要です。NeighborhoodSize(%)は左に移動すると明るくなります。あとは適当にパラメータを気に入ったところに合わせます。結果の画像が下です。

 

レベル調整ほど明るくはありませんがモナリザの部分が明るくなり、右の壁の部分はあまり明るくなっていません。まあ使えるかなと思っています。 

 次は下のような周りが明るくて木の切ったあとがちょっと暗めの写真です。レベルで補正するとあまりうまくいきません。

      Befor
 

 そこで、フイルターを強めに掛けたのが下です。バックも明るくなりましが白飛びすることなく、木の切り跡が明るくなりました。見た感じに近くなりました。ただし、右側の白い部分が黒っぽくなっています。あまり強くかけるとこのような黒い部分が出るので注意です。

      After
 

 暗い穴の中のぼんやりと写っている写真などにも使えると思います。




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