2020年5月19日火曜日

Digital Art Style #6B-2: Plaid

 
 新聞で栃木県宇都宮市に「黄ぶな」の伝説があることを知りました。昔、天然痘(ウイルス)がはやったとき、「黄ぶな」を食べたら病気が治ったということから作られた郷土玩具だそうです。新型コロナが広がるようになって、お守りとして関心が集まっているみたいです。

 そこで、幾何学的な図形を組み合わせて「黄ぶな」のデザインを作ってみました。幾何学な構成なのでいろいろ相性がいいような気がします。個人が非商用で使用するのはフリー(無料)ですので、コピーして自由にお使いください。全体の枠の縦横比や胴体のひし形の頂点間の比率は黄金比(1.618)
になっています。画像は324x200pxですが、そんなに大きくすることはないと思うので十分だと思います。文字は消しても書き換えてもかまいません。口がとんがっているのはこれでウィルスをやっつけるかな?単なるおまじないにすぎませんが、お気にいるようでしたらどうぞ。
  念のため809x500pxも一番下に入れておきます。

324x200px
Yellow crucian-carp called Kibuna is said to be a legendary fish that prevents plague.


 話がそれましたが、前回のパターンを色を変えたり、組み合わせたものです。色をどうするか、構成をどうするかとすごく面白いです。パズルみたいです。


#6B-1f-1c1
 前回の#6B-1fに枠をつけて線を引き4枚貼り合わせました。白い枠だけでもよかったのですが、少し間が抜けている感じなので、このようにしてみました。


#6B-1f-1c2
さらに4枚貼り合せました。貼り合せていくと感じが違って来たり、暗くなってくることがあります。白い余白の間の線が圧縮でぼけてしまいました。


#6B-2c1
#6B-2aの色相を変えて、縦横で貼り合せました。左上のパターンの下側の半円と右下の半円の模様を対称にしています。


#6B-2c2
 さらに貼り合せるとこんな感じになります。グニャグニャとちょっと不思議な感じです。

#6B-2b1
 さらに色相を変えたのがこちらです。ちょっと涼しげになりました。

#6B-2b2
さらに貼り合せるとこんな感じです。グニャグニャ感が少し減っている感じです。


6B-8a-1a1
6B-5a-1aの色相を変えて貼り合せ枠をいれました。涼しい感じになりました。

#6B-7a-3b2
 #6B-7a-3bを貼り合せましたが、もうすこし角だけが輝く感じのほうがよかったかもしれません。


#6B-1b-1b2
貼り合せると、細い黄色っぽい線が消えるかなと思いましたが、無事残っています。細い線は結構消えやすいです。


#6B-6c1-b
ぐちゃぐちゃと帯がい入り組んでいます。もうすこし全体のコントラストが強くてもよかったかも知れません。


#6B-1d1
#6B-1cの格子の中心にFadedを使って模様を入れました。緑と土というイメージです。

#6B-6e-a
#6B-6aをただ色を変えて貼り合せただけだとつまらないので#6B-6b-1を半透明にして間に入れました。うっすらと背景が透けています。

#6B-6e-a1
 貼り合せると背景と一体化していていい感じだと思っています。色合いもいい感じだと思います。


#6B-1e1
 2枚を重ねて乗算モードをしました。どちらかの暗い部分が表示されるので渋い感じになります。

6B-6b-b1-1a1
 同じものの一方の彩度を落として互い違いにしました。これも色の割には渋くなったと思います。


#6B-1c-1d1-1a2
 ひし形にしたものに同系統の色の枠線を付けて貼り合せました。


#6B-6d-1a
 前回にこれを入れたと思っていたのですが入っていませんでした。Kaleidoscope を使いました。ちょっと風車みたいです。


#6B-6d-1c
 色相を変えて貼り合せました。コロナが早く収束してほしいです。下は500pxの黄ぶなです。





809x500px




2020年5月14日木曜日

Digital Art Style #6B-1: Plaid


 前回の Original の写真では各色の面積が小さいと線が細くなるようです。そこでGmicのUltraWarp++++というすごい名前のフイルターをかけた下の画像を使ってみました。このフイルターをかけると思いもかけないワープした画像になります。
  
#6B
 上空から見た海のような感じです。青色を中心に面積は広くなりましたが、色の種類が青、赤、緑の三色が中心で単調になってしまいました。まあ、何事も経験です。

#6B-2a
 Plaidで縦線と横線の角度を0度にするとこんな虹みたいになります。さらにFadedというフイルターで貼り合わせると丸く穴があいたような画像ができます。このフイルターをうまく使うとおもしろい感じがでます。


#6B-5a-1a
よくある感じの格子柄です。GmicのColor Temperatureというフイルターで色温度を少し下げて赤味を強くしました。写真を撮る方は色温度の調整はよく使われていると思います。わたしも以前はScript-Fuを使って色温度のスクリプトを自作したりしましたが、Gmicを使うようになってからはColor Temperatureのみです。

#6B-7a-3b
 作成した格子の色相を変えていたら、角が輝く感じになりました。たまに予想もしない効果が出ることがあります。面白いですね。

#6B-1a
 元の画像を反映して濃い青色になりましたが、格子があまり目立ちません。


#6B-1b1
#6B-1aの色相を変えて赤っぽい色にしました。Tileして格子がかなりくっきりと出ました。

#6B-1c-1d1
 #6B-1b1の諧調を反転するとこの色になります。青系<ですが#6B-1aよりだいぶ明るくなりました。感じが大きく変わるので諧調反転はよく使ってます。


#6B-1b-1b1
 PlaidからGIMPの色相変換を普通にすると、彩度が高い状態から低い状態にバランスよく変えるのが難しいです。色温度のフィルターでもできないことはないですが赤か青で単純すぎます。渋い感じになかなかできません。なにかないかとGmicをいろいろ探しまわりました。いくつか見つけましたが、特にいいと思ったのがTenprature Balance というフイルターです。Saturation、Levlel、Colorのパラメータを変えるとうまく彩度を落としてくれます。
 元画像は#6B-1aですが、Tenprature Balance で渋い感じになりました。渋いですが地味ではないと思います(個人的な感想?)。 

#6B-b1

 Plaidの角度を全体的に45度回転させたものです。ひし形にしたものは後でまとめてやる予定です。
#6B-1c1

 赤い格子と緑の格子をレイヤーで重ねて上のレイヤーの透過度を70%しました。わたし的には面白い色の組み合わせかなーと思っています。

#6B-6c1
 Weaveという網目模様のフイルターです。格子の線が波打たないのが愛嬌です。ただし、格子の線が波打って曲がると目障りな気もします。

#6B-6c1-b
 Kaleidscopeのフイルターをかけて見ました。ちょっと変わったデザインになりました。

#6B-6a
 Plaidで角度の変化を増やすと線ごとに角度がつくのでこんな感じになります。割ときれいで好きなのですが、これをTileで貼り合わせるとなんか目立ちすぎていい感じになりません。わたしとしてはうまく使うのが難しいパターンです

#6B-6f
 これも同じです。線ごとに角度が変化する設定です。


#6B-6b-1
これは#6B-6aの色相を変えただけですが、まったく違った感じになりました。


#6B-1f
明 度を反転したらこんな感じになりました。少し暗めだったのですが明るしました。普通は明度の反転をすると黒い部分が多くなってあまりうまくゆきません。このパターンの場合はちょっと不思議な格子になってくれました。おまじないも入れて見ました。

今回は書くことがたくさんあって疲れました。先が思いやられます。



2020年5月9日土曜日

Digital Art Style #6A-2: Plaid

  前回の基本パターンの組み合わせです。単にフイルターを掛けるだけじゃないので、たいへんでした。どれとどれを組み合わせてパターンを作るか。色相や明度をどうするか。いろいろ考えることがあって、やりがいがあるといえばあります。でもちょっと大変です。
 

#6A-1a-b1
 縦と横のパターンを組み合わせました。境目をGmicのMontageというフィルターを使いました。Montageは複数の画像を自由に組み合わせて貼り付けることができます。雑誌で大小の写真を組み合わせる用途などに使えます。Collageと言うほうが正しいかもしれません。かなり複雑な組み合わせパターンも作れます。



#6A-1a-b2
 これはTileというフィルターを使っています。Tileは最初の#6A-1a-b1の画像を使い左右上下に向きを変えて4枚貼り合わせることができます。Montageと異なり1枚の画像で貼り合わせられて便利です。同じパターンを繰り返しで増やすときに使います。

#6A-1a1
#6A-1aのパターンをTileで貼り合わせています。


#6A-1a-b1
 #6A-1aの色相を変えてパターンを貼り合わせてます。ちょっと絣っぽい感じでしょうか。

#6A-1a-a1
 #6A-1aと#6A-1a-bの部分をMontageで貼り合わせてからTileで貼り合わせました。遠めからでないとパターンがわかりわかりにくいかもしれません。


#6A-1b1-a
   前回の6A-1bの色相を変えて貼り合わせました。Fadedもよく使います。パラメータの取り方で異なった感じになります。


#6A-1b1-a1
#6A-1b1-aをTileしたものです。ちょっと立体感で出ました。



#6A-1c1
 #6A-1cをTileしました。元がランダムなので繰り返しがちょっとわかりにくいです。



#6A-2a2
 #6A-2a1をTileしたものです。枠の色はクリーム色です。幅はもう少し広くてもよかったかもしれません。パターンを貼り合わせていくと感じが変わることがあります。


#6A-2a-a1
 色相を変えたものをMontageしました。かなり渋くなりました。上と同じようにクリーム色の枠線をつけたほうがよかったかも知れません。


#6A-1a-c1
#6A-1a-cをTileしました。ちょっと派手目です。



#6A-1a-d
 #6A-1aの色相を変えてMontageで貼り合わせました。さらに交差点のあたりに Drawn Montageというフイルターで90度左回転した画像をはめ込みました。Drawn Montageは慣れるのに苦労しました。やはり雑誌などで複数の写真を組み合わせて張り付けるためのフィルターです。Montageより自由度があります。枠の中で画像を拡大できるところが便利です。 
 #6A-1a-d1の程度のことならが画像をレイヤーの上に重ねても同じなのですがですが・・・



#6A-1a-d1 
クリスマスの包装紙みたいです。すべての交差点に画像を入れるとくどくなるのでこの程度にしています。この部分の画像の彩度は少し上げています。

#6A-a-3
 格子柄でないかもしれませんが、こういうものも作ってみました。恰好だけのサインですが、目障りなので 目いっぱい小さくしましたが、作業も大変フー。