2019年7月4日木曜日

電子本の行く末

 book walkerでも詩集の販売をしましたが、「まあ、売れないよね」なんてyoruno3さんと話しています。印刷本だと残っている限り、いつまでも読めます。著作権は著者の死後70年ですが、印刷本は数百年は読めるでしょう。売れなければ古本屋で寂しく過ごすわけですが、それでも誰かが読んでくれる可能性があります。


 じゃあ、電子本はというと20年もたてば読めなくなるんじゃないでしょうか。ワープロだって20年前のファイルなんかおそらく読めないでしょう。理由はフォーマット(ファイル形式)がコンピュータの進化でどんどん変わってしまうからです。


 むかし、わたしもあるファイルから他のファイルへの変換ソフトを作ったことがありますが、もとのファイルをよく知らないと変換ソフトはつくれません。電子本も同じです。今はepubが主流ですが、まだ過渡期で、どんどん新しくなって、その内まったく違うものになってしまう可能性が大きいです。そうなったら古いファイルはコンピュータにあっても読み出せなくなってしまいます。著者死後70年なんて、とても無理でしょう。すごく売れればいいですが、普通はコンピュータの中にゴミのようになっているのでしょうね。そうなったら、アマゾンはどうするのでしょうね。消去してしまうかも知れませんね。


 それでも、電子出版は出版のハードルを低くしているので十分意味があると思っています。



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