2019年10月9日水曜日

ハードディスクが壊れた(My hard disk was borken.)

 予備の300Gバイトのバックアップ用ポータブルハードディスクにファイルをコピーしていたら、突然できなくなってしまいまいした。あわてて一旦、はずしてつなぎ直したら「フォーマットしてください」の表示です。データの吸い上げソフトでみるとファイルは大丈夫そうです。

 普通はこのまま他のハードディスクに移しておしまいなのですが、多分セクターが壊れているから、予備のハードディスクだから、だめもとでセクターを修復して見たら回復するかなと考えていじっていたらパーティションまで飛ばしてしまいました(ハードディスクを紙のノートに例えればパーテションは表紙と裏表紙、セクターは1ぺージの紙です)。ハードディスクの認識もできなくなっちゃいました。あちゃーです。
 いろいろ考えて、まず不良セクターを修復してから、パーテションを回復することにしました。そこでネットで調べて不良セクターの検査修復に「From HDD to SDD]、パーテション回復に「TestDisk]を使うことにしました。どちらもフリーです。「TestDisk]はかなり有名みたいです。中国製のものは いまいろいろ話題になっているので避けました。

 パソコンの本体にインストールすると何が起きるかわからないので、捨てても良い256MバイトのSDカードにインストールして、まず、「From HDD to SDD]を立ち上げました。

 立ち上げてから、設定で修復するハードディスクの指定とか修復するかどうかにチェックを入れて、最初にハードディスクのスキャンをします。5時間位かかります。それから修復しますが10時間位かかります。結構、まとまった時間があるときでないとできません。以下が修復中の画面です。


 上段がセクターの状態で不良セクターがあると赤や青で示されます。よく見ると最初のセクターが赤色です。このセクターはブートセクターといってハードディスクを立ち上げるために必要で、ここが壊れているとハードディスクが動きません。修復すると下段のように緑になります。修復したら立ち上がるかなと期待しましたがだめでした。
 あと、めんどうなのは不良セクターにぶつかると、そのたびに以下のようなメッセージが出ます。


ここで「はい」を押すと強制終了してしまいます。「いいえ」を押さないと修復が始まりません。修復作業をすると元に戻らないから自己責任でということなのでしょう。どきどきしますがしょうがないですね。でも、一回ごとに「いいえ」を押さなければならないので結構大変です。あと、なんかの拍子に強制終了することがそのたびにやり直すのでこれも大変です。結局、85%くらいのところで強制終了になりましたが、あとは大丈夫だろうということで終了にしました。あと、10時間以上もハードディスクを動かしていると熱をかなりもつので、とりあえず缶のふたを使って空冷しました。まあ、効いているみたいでしたが(笑)。


 いよいよパーティションの回復です。TestDiskはgzを解凍してexeファイルを実行するだけなので簡単です。使い方はネットにたくさん出ているので参考にしてください。DOS窓なのでちょっと慣れていないととまどうかもしれません。矢印キーで動かします。

 TestDiskuはパーティションの痕跡を探して解析してくれます。解析した結果、パーテションは残っていて次のようになりました。
 

案の定、Boot sector Bad になっています。ここが壊れているのでハードディスクが立ち上がらないのです。Boot sector は壊れた時のため、バックアップがあってこれが壊れることは少ないようなので、これをコピーしてパーティションを復活できればハードディスクは立ち上がるというわけです。

  「Backup BS」を選択するとBoot sectorが無事コピーされました、よかった~!!!。あと、パーテションを復活させると、パーテションの表示が緑になって完了しました。おそるおそるハードディスクを再起動させると、ちゃんと認識してくれてファイルもきちんと表示されるようになりました。やれやれ。ファイルが壊れているものも少しあるかも知れませんが、立ち上がってくれれば
御の字です。一週間かかりました。いまのところ順調に動いています。

 なお、以上のやりかたはハードディスクが壊れることを覚悟して試験的にやってみたことです。へたをするとハードディスクが完全に壊れます。ハードディスクが認識されなくなった場合は、いじらずにすぐ業者に依頼することをお勧めします。


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